硝子体手術について
網膜剥離、黄斑上膜や黄斑円孔、糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症に伴う眼底出血や黄斑浮腫に対して行う手術です。
麻酔は点眼と注射で行います。まず白目に3箇所小さい穴を開けて、目の中の硝子体と呼ばれるゼリー状の線維質を取り除きます。その後、黄斑疾患では内境界膜という非常に薄い膜を取り除いたり、網膜剥離ではその原因となっている裂孔周囲にレーザーを照射したりします。創口(傷口)は非常に小さいので、縫合する必要はありません。
手術時間は症例によって異なりますが、当院の執刀医は年間約1000件(日本でもトップクラス)もの硝子体手術を手掛ける医師ですので、所要時間は早い症例では約20分、難症例でも30~40分です。