令和5年度手術実績
令和5年度手術の総括
令和5年4月から令和6年3月末までの手術は下記のようになりました。
まず白内障手術に関しまして、今年度は551眼と、昨年度の529眼から22眼増加しました。令和6年5月で開院12年目を迎えますが、未だに白内障手術件数は毎年増加しております。数ある病院、眼科クリニックの中から当院を選んで頂いた患者様、当院を御紹介下さった他院の先生方に深謝致します。
より良い視機能獲得、裸眼視力向上を目指して乱視矯正用眼内レンズを積極的に使用させて頂いておりますが、今年度は130件（全体の約23.6%）でした（眼内レンズ費用は手術費用に含まれておりますので、乱視矯正用眼内レンズを用いたからといって別途費用が発生することはありません。一般的に乱視矯正用眼内レンズの使用頻度は10－20%です）。また、多焦点眼内レンズを用いた症例は4眼でした。
眼瞼手術に関しましては、令和2年度、3年度はともに47件でしたが、令和4年度に70件に増加し、昨年度も68件と多くの患者様に受けて頂きました。
眼瞼手術を執刀している荒木医師は、今でも美容整形の施設で行われている手術を見学や、学会発表も積極的に行い、より良い手術を追求しております。
白内障手術や涙道手術、網膜硝子体手術、全ての手術を通して、昨年度同様、今年度も術後感染症や駆逐性出血といった重篤な合併症は一例もありませんでした。
今後もより多くの患者様に「安全で質の高い」手術をご提供できるよう日々研鑽を積んでいきたいと思います。
手術実績
| 白内障 | 網膜 硝子体 |
眼瞼 | 涙道 | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 合計 | 551 | 3 | 68 | 8 | 109 | 739 |
| 4月 | 49 | 0 | 4 | 0 | 7 | 60 |
| 5月 | 51 | 0 | 4 | 0 | 6 | 61 |
| 6月 | 52 | 0 | 2 | 2 | 9 | 65 |
| 7月 | 51 | 0 | 5 | 0 | 9 | 65 |
| 8月 | 38 | 1 | 6 | 1 | 5 | 51 |
| 9月 | 46 | 1 | 6 | 0 | 15 | 68 |
| 10月 | 55 | 0 | 5 | 0 | 5 | 65 |
| 11月 | 48 | 0 | 7 | 1 | 13 | 69 |
| 12月 | 32 | 0 | 7 | 1 | 12 | 52 |
| 1月 | 54 | 0 | 8 | 0 | 13 | 75 |
| 2月 | 32 | 1 | 2 | 1 | 6 | 42 |
| 3月 | 43 | 0 | 12 | 2 | 9 | 66 |
※「その他」の手術には抗VEGF抗体硝子体注射、翼状片手術、結膜弛緩症手術などが含まれます。
※網膜光凝固術、YAGレーザー（後発白内障に対して）、選択的レーザー線維柱帯形成術（緑内障に対して）などのレーザー手術は含んでおりません。
白内障手術成績
| 例 | ％ | |
|---|---|---|
| 術後眼内炎 | 0眼 | 0％ |
| 後嚢破損 | 0眼 | 0％ |
| チン小帯断裂 | 1眼 | 0.18％ |
