平成29年度手術実績
平成29年度手術の総括
平成29年4月から平成30年3月末までの手術は下記のようになりました。
まず白内障手術に関しまして、今年度は336眼と、昨年度の275眼から約2割増加致しました。数ある病院、眼科クリニックの中から当院を選んで頂いた患者様、当院を御紹介下さった他院の先生方に深謝致します。
昨年度は、手術をお待ち頂く待機期間が長くなりつつありましたので、今年度は1週間あたりの手術件数を少し増やしました。せっかく手術を決心して受診された患者様を長期間お待たせするのは誠に申し訳ありませんので、手術を希望されてから2週間~1ヵ月以内には手術を受けて頂けるよう計画しております。
また、より良い視機能獲得、裸眼視力向上を目指して乱視矯正用眼内レンズを積極的に使用させて頂いておりますが、今年度は89件で全体の約26%になりました(眼内レンズ費用は手術費用に含まれておりますので、乱視矯正用眼内レンズを用いたからといって別途費用が発生することはありません)。
網膜硝子体手術(当院の硝子体術者の詳細はこちら)は昨年の16件から7件に減っておりますが、涙道手術と眼瞼手術が昨年より約10件ずつ程増えておりました。流涙や眼瞼下垂はよくある症状ですので、涙道手術と眼瞼手術が増えた理由は、単純に患者様の絶対数が増えた事によるものかと思います。
白内障手術や涙道手術、網膜硝子体手術、全ての手術を通して、昨年度同様、今年度も術後感染症や駆逐性出血といった重篤な合併症は一例もありませんでした。
今後もより多くの患者様に「安全で質の高い」手術をご提供できるよう日々研鑽を積んでいきたいと思います。
手術実績
白内障 | 網膜 硝子体 |
眼瞼 | 涙道 | その他 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
合計 | 336 | 7 | 40 | 31 | 44 | 458 |
4月 | 24 | 0 | 2 | 1 | 1 | 28 |
5月 | 36 | 0 | 4 | 3 | 5 | 48 |
6月 | 34 | 1 | 6 | 3 | 4 | 48 |
7月 | 24 | 0 | 2 | 4 | 6 | 36 |
8月 | 22 | 2 | 5 | 1 | 2 | 32 |
9月 | 23 | 1 | 4 | 4 | 5 | 37 |
10月 | 28 | 1 | 5 | 0 | 4 | 38 |
11月 | 32 | 0 | 0 | 5 | 2 | 39 |
12月 | 25 | 0 | 0 | 4 | 4 | 33 |
1月 | 34 | 1 | 6 | 2 | 4 | 47 |
2月 | 28 | 0 | 4 | 2 | 3 | 37 |
3月 | 26 | 1 | 2 | 2 | 4 | 35 |
※「その他」の手術には抗VEGF抗体硝子体注射、翼状片、結膜弛緩症手術などが含まれます。
※網膜光凝固術、YAGレーザーで施行した後発白内障手術は含んでおりません。
白内障手術成績
例 | % | |
---|---|---|
術後眼内炎 | 0眼 | 0.00% |
後嚢破損 | 0眼 | 0.00% |
チン小帯断裂 | 0眼 | 0.00% |