ドッグセラピー
スタッフにはいつも生きいきと輝いていて欲しいので、何か興味があること、やってみたい事にはチャレンジしてみて欲しいと常々考えております。それが元でクリニックを離れることになったとしても、本人にとってその道が幸せであればクリニックとして全力で応援するつもりです。
また、やってみたい事、興味があることがすぐに仕事として形にならない場合には、クリニックに在籍しながら、勤務時間を使ってもらって構わないので、やりたいことに少しずつ携わっていくのもいいのではないかと考えております。
そんな中、拙院の犬好きスタッフ2名が「ドッグセラピー」に興味があるとのことで、岡山県の「介護高齢者ドッグセラピー普及協会」さんにお邪魔させて頂きました。
介護高齢者ドッグセラピー普及協会さんは、介護高齢者がセラピードッグと触れ合うことで意欲が向上し、それに伴って日常生活活動量が増加すると、認知症の緩和、失語症の改善がもたらされることを実証されている素晴らしい組織です。2014年には「ドッグセラピーによる認知高齢者のリハビリテーション効果に関する調査結果」を厚生労働省に提出されたりもしています。
そんな介護高齢者ドッグセラピー普及協会さんに拙院のスタッフ2名がそれぞれ毎月1回、5月~8月の間お邪魔させて頂き、色々とお話しを伺ったり、実際のセラピーの現場を見せて頂いたり、犬舎の掃除、食事の準備、散歩のお手伝いなどさせて頂きました。皆さん非常に良くして下さり、ドッグセラピーの実際についても少し分かった様に思います。
「ドッグセラピスト」に関して全国的に統一された資格はなく、また職場も限られてしまいますので、現時点でこれを本職にしていくのは難しそうですが、今後も機会があればお邪魔させて頂いて、僅かばかりですがお手伝いをさせて頂ければと思います。
文責:関山英一
セラピードッグ
「ドッグセラピー」について、今まで言葉では知っておりましたが、その実際の現場を今回初めて見させて頂きました。スタッフの呼びかけにも殆ど応答しない患者さんが、セラピードッグがそばに来るだけで体を動かそうとしたり、笑みがこぼれたり、非常に心温まる経験をさせて頂きました。
また、セラピードッグのお世話をされている職員さん達も皆さん良い方ばかりで、全く部外者の私達をとても温かく迎えて下さりました。しかもそのお世話は非常に細やかで、私達も犬を飼っているのですがとても多くのことを学ばせて頂きました。また機会がありましたら是非お伺いさせて頂きたいと思います。介護高齢者ドッグセラピー普及協会の皆様、貴重な経験を本当に有難うございました。
文責:眼科コメディカル 下脇志麻
眼科コメディカル 脇谷昌美